あるばとろす亭

乙女ゲームとテニミュと2.5次元舞台など。

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION絆感想

ラスエボ観ました。感想です。読んで愉快になる内容ではないと思います。整理されていないのでめちゃくちゃです。

ネタバレを含みます。

お気をつけください。

予備知識として、私のデジモンの今までの履修です。無印からフロンティアまでアニメ観ました。セイバーズ途中脱落。クロスウォーズは見てないですすみません。アプモンはかじったくらい。テイマーズ以下の映画はdアニメさんで履修中。tri.は映画館で完走してDVDも全部買いました。舞台も二回劇場で見てDVD持ってます。

無印はアニメ、小説版、アニメの設定資料集などがソースです。角銅さんのツイートも含みます。

ラスエボの小説は買ってないです。そこで公開されている情報を知らなかったらすみません。


どのシリーズでも登場人物ではヤマトが好きです。一番好きなところは内緒ですが、基本的にストレートなところと顔が好きです。髪は長い方が好きです。(内容としては辛いんですが、)ディアボロモンの逆襲のキャラデザが一番好き。

というわけで、一般的にラスエボのほうが作画がよいと思われますが、わたしにとって作画がよいと思うのは推しの顔がかっこいい方なので、tri.の方が好きでした。髪の毛は! 長い方が!(略)


前置きはこのくらいにして、単刀直入にいって、tri.よりこの映画のほうが好きではなかったです。

設定のおかしさ(ブレ)ではtri.のこと笑えないと思っています。

まずは感想。

映画中一番気になったのは、大輔は「ヤマトさん」と呼び「太一先輩」と呼ぶことです。(電話してるヤマトの顔と細谷さんの演技はかっこよかった。)


次に、辛い。

観た直後は「えっ……tri.と変わらなくない……?」でしたが、じわじわと喪失感をおぼえ、夜寝られなくなりました。

だってパートナーデジモンってもう一人の自分じゃないですか。自分が半分死んだんですよ。そんなの生きてないのと同じですわ。なんでこんな話にした。


メノアはよく練られていて面白いキャラでしたが、そもそも何で選ばれし子どもになったのかが謎でした。

選ばれし子どもたちは、デジタルワールドの危機に選ばれると言います。

三万歩くらいゆずって芽心はメイクーモンがデジタルワールドの安定を脅かすから選ばれたとして、モルフォモンそういうの無さそうですやん。ていうか進化したり戦ったりなさそうなんですが。その辺どうなってるんだろう。アリなの。(ウォレスもそうじゃんって? じゃあ芽心もそうじゃん。)

リブートされたのにモルフォモンが復活しなかったのは、人間世界で消えたからなんですかね。

パートナーデジモンとの別離は、子どもの頃はある無限の可能性が、「夢は定まる」ということで選んだ先に?選択肢が無くなれば?進化できなくなり、大人になるそうですが。

つまり将来の夢が定まっている、丈や空や光子郎の方が秒でパートナー消えるような気がします。定まらない奴から消えるなら今回であってると思います。

というか、デジステでミミが「やりたいことがいっぱいあって、子どもみたい」と言うじゃないですか。それって無限の可能性ってならないの。

私の中途半端にやめてる習い事は早い話が金があればできるから、社会人になってからのが(こうなりたいという意味での)夢に繋がるんですが。そういうのだめですか。

やりたいことが作中出てこない太一とヤマトからパートナーデジモンと別れるの謎ですね。オメガモンになりすぎて、または人間の世界の情報が重すぎて、デジタルワールドのキャパが足りない、とか、新たな言語になるから消える、とかあれば納得するんですが。

別れを描くための設定でないと話を作れないのって何だろうと思います。

あとあの別離はデータの消失なんですかね。あらたな脅威?


あと強いんだからインペリアルドラモン出てきてほしかった。オメガモンはディアボロモンの頃からもうずーーーーっと負け続けているから世代交代してほしい……。単にオメガモンが負けるところ見たくないというのもあります。

あと個人的に、話の作りとして気になったことです。

メノアは、「自分とおなじような別れをしないように」というのが動機で女神になり、これから辛い別れを経験するであろう選ばれし子どもたち(だった大人を)救済したく、「別れなきゃいい」になった訳ですが、「モルフォモンにもう一度会いたい」ではないんですよね。

「私は理不尽に別れたのに、他の人はそうじゃないなんて腹立たしい」ならわかるけどね。姫ちゃんとかぶるからだめなのか。

だから太一とヤマトは、メノアができなかった選択「もう一度出会うために」外交官になるとか宇宙飛行士になるとかにつなげたとかかな……。

ではここで一曲聴いてください、tri.のガブモンのキャラクターソング「君にとって」。

「約束をしよう何度だって君と出逢う」……メノアがモルフォモンを信じられなかったってことなんですかね。なんかそういう、ウォレスを求めたチョコモンみたいなやるせないやつ見たかったです。

メノアは、逮捕後にカウンセリングを受けることになるのかな。メノアも役割のための登場人物でしかないなんて悲しすぎる。


結論。

02の設定どっかやっちゃったのでtri.と同等それ以下。

夢を見ている間は大人も子どもでいられるって話ではだめなのでしょうか。

まだ五章で「あああ」って叫んでたヤマトのほうが胸を打ちます。

この映画をつくる上で、映画館で映画観て、グッズ買ったりしていた私をこんな気持ちにさせたくて作ったなら大成功です。

私はデジモンファンのつもりだった んですけどね! ヤマトのファンであってデジモンシリーズのファンでは無かったのかもしれない。それは認める。

あとはわたしは子ども向けのものが好きなので、かつて子どもだった人が大人になって……みたいな層では無いのかもしれない。つまりメインターゲットじゃない。

かつてのデジモンは大人がみても面白いだったけど、ラスエボは子どもお断りなのかもしれない。

なんにせよ辛いです。

こんなものを見とうはなかった。

好みのものでなかったと怒ってるだけではないつもりなんですが、どうなんだろう。ただそれだけなのかもしれない。