あるばとろす亭

乙女ゲームとテニミュと2.5次元舞台など。

映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 感想

まさか初エントリーがすみっコになるとは思いませんでした。こんにちは鳥です。とかげを推して5年くらいです。映画のネタバレを含みますが観てないとわからないと思います。よろしくお願いいたします。


まず、すみっコとの出会いを簡単に書きます。


たぶん初登場のときから、その存在は知ってはいました。

で、まあるいきゅうり? 編あたりで気になって、(まあるいきゅうりってなんだ……?)とか思って、キデイランド覗きにいって、……とかげ初登場時のメモ帳でひとめぼれ。

どちらかというと爬虫類系はひかれるけど見た目が苦手のはずなのに(そういえばなごみまくりは好きでした)、「ほんとうはきょうりゅう」の一言でノックアウトでした。

それからマリンごっこ(とかげ初主役)、おかあさん編と続き……あれよあれよととかげ中心の現在に至ります。※中心と言っても人間のすみにいるわたしの中心なので問題なし。(それはそれで……)くじでマリンごっこの大きいぬいぐるみが欲しくてグラスしか当たらず近所の人にもらってもらったとか、お祭りのくじのとかげの小物入れが欲しくてしかしグラスを30個近く集めたとか、ガチャガチャでも似たような話がありますが、思い返してもそんな話しかないので割愛。


で、映画です。観るかちょっと迷ってました。すみっコ無限に集められる期←→しんどい期を行ったり来たりしていて、しんどい期だったのです。ハロウィングッズを買い損ねたりして、ああこれは少し距離を持った方がいいのか……? と見つめ直して、今まで買い集めたグッズの把握して、ちょっとセーブしないと私に何らかの不具合が生じたときにいろいろ大変だろうしな……とか考えていました。

でもツイッターのトレンドに「逆詐欺映画」て入ってるし(開いてすみっコのティザービジュアル出てきてビビった)、特にすみっコ好きではない一般の知り合いたちに「めっちゃ泣けるんでしょ?」とか聞かれるし、、何が起こった? と困惑してました。

しかも、今回は一度もネタバレ踏まずに映画館までこれちゃいました。あえて調べなかったのもあるけども。でもあんまり泣ける泣ける見ると構えちゃうよねーとか言いながら、どきどきしながらいざ新ピカさん(この呼び方可愛いですね)。

そもそも私、映画館が結構苦手なんです。舞台みたいに休憩ないからトイレ行きたくなっちゃうし。(行けないと思うと行きたくなるやつ)

でもその苦手をおして通ったデジモンアドベンチャーtri.は6回+3回通ったので、その上映時間より短いし集中しちゃえばこっちのもの、とかしょうもない決意したところで上映開始。


結論から言えば、動いているすみっコが可愛すぎてすでに開始直後から涙目でした。笑

「動いてる~~!!!」という感動だけで泣けた。オタクだから……。

喫茶すみっコでしろくまとねこが豆の壜のふちにはまったまめマスター外すところとか、カレーライスを注文するとかげのおててとか、ひよこ? が闖入してくるところとか、とかげが眉間によせるしわとか……可愛くて……顔から出るもの全部出るかと思った……。

中盤、(あっこれきっといま発売してるゲームの面だな??)とかは考えましたけども。笑

映画序盤で(効率のいい積み方……)とか、(あっゲームでめっちゃたぴおかキャッチした……!)とかは思いましたが、商業的なあれこれはあまり感じなかったと思います。にぶくなってるだけだったらそうかもしれない。

で、終盤。ひよこ? の正体はぺんぎん? と同じものを予想していたので、違ったことに驚きました。えっじゃあこのこは……? と。

そのあとは涙なくては見られなくて、でも周りの人の迷惑になりそうだしとボロボロ涙こぼして見てました。エンドロール入った瞬間、私含め周りの人一斉にハンカチを取り出しダイブ! この映画が巻き起こした大旋風に呑まれました。


ラストは、私はすみっコたちが「ひよこ? の帰る場所」を作り出して、もう絵本の中に入ることができないなら、絵本の中に“登場人物”としてすみっコたちが入ったんだと受け取りました。それまですみっコたちはストレンジャーだったので、帰らなければならない(去るべき)存在だったから、もう一度ひよこ? に会うには、物語の登場人物になる必要があった。そして、


「赤い屋根のお家に、ひよこが6羽、仲良く暮らしていました。ひよこたちは毎日、さるやきじやいぬやおにやおおかみとも楽しく遊んで過ごしましたとさ。めでたしめでたし」


みたいなお話を作り出した。そう感じました。小並感。


すごくよいものを観た……だけど、なにがよかったのか、まったく言葉にできなかったのは、映画鑑賞ではほぼ初めてでした。

スタッフさん方が丁寧に作ってくれた、とか普段なら軽率に言うんですけど、全然言えなかった。なぜでしょうね。


余談ですが、そのあともう一本映画はしごの予定だったので、クールダウンするためのカラオケに行きました。だったんですけど、そこで金色のコルダのHallelujahとか、BUMP OF CHICKENのアリアとか聴いてまた泣いてた。笑

アリアは泣くために入れたんじゃなかったんですが……。PV観たかっただけなんや……。

よければ歌詞チェックしてみてください。私は最後から二番目の歌詞で泣けます。


ただ、観たあとも、この映画が多くの人の胸をうった理由はよくわからなかったのです!

私はすみっコ好きだから、映画になったら迷ったけど観に行くのはまあ普通だと思うんですよ。でも、評判聞き付けて観に来て、実際に感動しているのが! わからん! みんなフットワーク軽い! すごい!

とは言え、もし見るの迷ってる方がいらっしゃったら、デジモンアドベンチャーtri.に絶望した方、またはデジモンアドベンチャーtri.の六章分見るならすみっコの映画一回見たらいいと思います。たぶんこうだったんや。


でも作画の乱れとかもないし、音楽いいし、話の破綻とかもないので1900円以上の価値は絶対あります。むしろ色んなものに慣らされていたので、完成品、商品を見る喜びは本っっ当に久しぶりでしたね……。まだ地球上にあった……。劇時版だから絵がきれい、が。


そんな訳で初エントリーでした。すみっコ永遠なれ。

映画後はもちろんすみっコ無限に集められる期になったので、ノベライズを3冊(絵本、ストーリーブック、文庫版)を買ってきました。絵本はキラキラカード入ってたからしょうがない。

ちなみにカードはひよこ? でした。やった! 初めてのひよこ? グッズだ!!!

このブログについて

このブログについての注意事項です。

・基本的にネタバレを前提とします。
最初になんの話をするか書くので、踏みたくない場合はブラウザバックしてください。それにしてもブラウザバックという言葉はまだ生きているのだろうか。

ネタバレについては、「本当の作品ならネタバレがあろうが関係ない」というのをモットーにしてます。大学の先生の教えです。
ドストエフスキーの『罪と罰』ってどんな話ですか、と聞かれたら「高利貸の老婆を殺害してその金で弁護士になろうとした貧乏学生の青年が、紆余曲折を経てロシアの大地にキスする話」と答えてもらってからこうなりました。
読んでみたらその通りでした。それくらいのネタバレです。全部と言えば全部。
あと、本当の文学作品にネタバレは通用しない、というのもモットーです。いかにあらすじ知っていようと読んだら感動する。そんな感じです。

あとやたらとシャーマンキングが引き合いに出るかもです。
そんな感じです。よろしくお願いします。

好きなもの

初めまして鳥です。
好きな詩人の西脇順三郎の詩のタイトルみたいな名前にしたくてこうなりました。
ようこそあるばとろす亭へ。

好きなものについて書きたくてはてブ作りました。
乙女ゲーム(主にネオロマンス)、デジモンシリーズのアニメ(tri.まで)、テニミュ(主に1st世代)、ちょっとだけ2.5次元舞台、少年漫画はシャーマンキングが好きです。